【コンサート】レクチャー・コンサート「ショパンとその時代」展 PartⅡ ―― 作品に見るショパン交友録 ――<終了しました>

日程  2024/3/23(土)2回公演

 第1回 開場 12:30 開演 13:00【満席となりました】

 第2回 開場 15:30 開演 16:00

入場料  一般 3,000円 会員 1,000円 高校生以下 1,000円

会場  カワイ梅田 コンサートサロン「ジュエ」

(大阪市北区梅田1-1-3)

レクチャー講師より

メンデルスゾーン、シューマン、ショパン、リスト達はほぼ同世代の作曲家です。彼らは一括りに「ロマン派」と呼ばれていますが、ショパンの目指していたものは、彼らとは全く別のものでした。
ショパンの作品は、そのあまりの斬新さゆえに、パリに出てからも他者からの理解と受容に時間を要しています。そんなショパンの作品を、当時、他の作曲家達がどのように受け容れ、互いに影響し合い、どのように発展させて音楽史の一時代を築いていったのか―作品に関するレクチャーと実際の演奏を通して、会員ならびに一般の方がたにもご紹介するレクチャー・コンサートです。
国内外問わず、他では聴けない、超・激レアのプログラムにご注目!ヴィルトゥオーゾの演奏にも乞うご期待!

演奏者・曲目

  レクチャー講師  北村智恵

 作品に見るショパン交友録 

R.シューマン  「謝肉祭」op.9-12より「ショパン」
R.シューマン  ショパンのノクターンに基く変奏曲 遺作
F.ショパン   バラード ヘ長調 op.38
  演奏  児嶋一江


F.メンデルスゾーン 無言歌 op.19-6(ヴェネツィアの舟歌)
F.ショパン     プレリュード イ短調 op.28-2
F.メンデルスゾーン オラトリオ「聖パウロ」序曲(オリジナル4手用)
F.ショパン     マズルカ 変イ長調 op.59-2
  演奏  岡本麻子
  連弾  児嶋一江


F.リスト    ポーランド歌曲「願い」のテーマによる変奏曲
F.ショパン   エチュード ホ長調 op.10-3(自筆譜に基く原典版)
F.ショパン   エチュード ハ短調 op.10-12
  演奏  土居知子


F.ショパン   即興曲 変ト長調 op.51
C.フィルチュ  即興曲 変ト長調 遺作 Nr.1
C.フィルチュ  序奏と変奏 イ長調 op.2
  演奏  椋木裕子


M.シマノフスカ エチュード ヘ長調
F.ショパン   エチュード ヘ長調 op.10-8
J.フォンタナ  カプリス ニ短調 op.1
F.ショパン   ポロネーズ ハ短調 op.40-2
  演奏  深見まどか

講師・演奏者プロフィール (演奏順)

北村智恵 Chie KITAMURA

音楽教育家・音楽学者。ピアノ指導、楽譜の監修・校訂、作・編曲、CDの楽曲解説やコンサートのプログラムノート・新聞・音楽雑誌への執筆等、長年に及ぶ。相愛大学在学中より三十数年にわたり故・佐藤允彦教授に教えを受け、ショパンに関する独自の研究を続け現在に至る。大阪府文化振興財団主催セミナーコンサートの講師を10年間、ショパン・ピアノ作品全曲レクチャーコンサートや主要作品連続講座の講師も長年務め好評を得る。またショパンに関する執筆も多い。「ショパンへの道」「プロの常識・ピアノを教えるための全10章」(音楽之友社)など、著書多数。日本ショパン協会関西支部長、理事。

児嶋一江 Kazue KOJIMA

東京藝術大学・同大学院を経て、国際ロータリー財団奨学生として国立ミュンヘン音楽大学留学、同マスターコース修了。日本音楽コンクール・ジュネーブ国際音楽コンクール入賞。全ドイツ音楽コンクール優勝。海外派遣コンクール河合賞受賞。東京、大阪、ベルリン、ハンブルクなどでリサイタルを行う他、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団、読売日本交響楽団、京都市交響楽団、関西フィル等と協演。東京藝大講師・相愛大学教授を歴任。著名世界的ソリストとの共演では圧倒的な音楽的信頼を寄せられる。放送出演、レコーディング等、ソロ、アンサンブルで幅広く活躍。日本ショパン協会関西支部理事。

岡本麻子 Mako OKAMOTO

桐朋女子高校音楽科卒業後、フライブルク州立音楽大学、ケルン国立音楽大学演奏家コースを最優秀で修了。これまでに、エピナル国際(1位)、ロン=ティボー国際(6位)、エリザベート王妃国際(ファイナリスト)、メシアン国際(3位)などの国際コンクールで受賞。メシアン作品「異国の鳥たち」をピエール・ブーレーズ氏指揮、アンサンブル・アンテルコンテンポランと共演、その他、東京交響楽団、読売日本交響楽団、ベルギー国立管弦楽団等の国内外のオーケストラと共演、各地でソロや室内楽の演奏活動を行っている。これまでに6枚のCDをリリース。現在、京都市立芸術大学非常勤講師、大阪教育大学芸術表現専攻(音楽)准教授。日本ショパン協会関西支部会員。

土居知子 Tomoko DOI

京都市立堀川高等学校音楽科・京都市立芸術大学・同大学大学院を経て、ドイツ国立ドレスデン音楽大学大学院、マイスタークラスを修了。第8回飯塚新人音楽コンクール第1位、第38回マリア・カナルス国際音楽コンクール第3位、第5回カントゥ国際ピアノコンクール第2位、松方ホール音楽賞、大阪文化祭賞本賞、青山音楽賞、藤堂音楽賞など受賞多数。ソロリサイタルをはじめ、NHK交響楽団、京都市交響楽団、神戸市室内合奏団等のオ-ケストラとの協演の他、近年では室内楽・歌曲伴奏のアンサンブルピアニストとして、多くの演奏者からの信頼を得て活動の場を広げている。現在、京都女子大学教授として後進の指導にあたっている。日本ショパン協会関西支部理事。

椋木裕子 Hiroko MUKUNOKI

京都市立堀川高校音楽科卒業、ミュンヘン国立音楽大学最優秀卒業及び、同大学マイスタークラス修了。在学中ミュンヘン他ドイツ各地でリサイタル開催。第1回旧西独ショパンコンクール第2位。帰国後、日演連、NHK洋楽オーディションに合格。各地でリサイタルやオーケストラとの協演、放送等で活動。第1回青山音楽賞受賞。ドイツショパン協会招聘によるリサイタル及び定期的に大阪でリサイタルを開催。ソロや室内楽等幅広く演奏活動を展開する傍ら京都市立芸術大学、同志社女子大学で後進の指導にもあたっている。日本ピアノ教育連盟関西支部、宝塚演奏家連盟 各運営委員、日本ショパン協会関西支部理事。

深見まどか Madoka FUKAMI

東京藝術大学付属音楽高等学校、同大学を経て、パリ国立高等音楽院修士課程を首席修了。青山音楽賞新人賞、ロンティボー国際コンクール第5位&最優秀ラヴェル演奏賞、ブゾーニ国際コンクール最優秀現代音楽演奏賞など受賞。NHK-Eテレ「クラシック音楽館」にて東京フィルと共演。2枚のCDは「レコード芸術」誌にて特選盤選出。現在は、パリエコールノルマル音楽院、大阪教育大学音楽表現コースにて後進の育成に力を注ぐ一方、サントリーホールサマーフェスティバル、クラシックキャラバンへの出演等活動の幅を広げている。日本ショパン協会関西支部会員。

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